今年の事件簿 その2
師走に入ったその日の午後、娘の通う幼稚園の園長先生から突然の電話。
「教室でおでこに怪我をし、今病院に連れてきています。今レントゲンを撮りました。経過はまたお知らせします」
え・・?
そして30分後、また園長から電話。
「レントゲンに異常はありませんでした。
が、傷の処置をするのですが
2針縫いますか?テープでとめますか?」
(背後で娘が泣き声交じりに『ママは?』『ママは?』)
え・・?
今まで怪我らしい怪我を一度もしたことのなかった4年間。
いきなりの選択?!
私「すぐ病院に向かいます!」
幼稚園の最も近所の整形外科へ到着。
先生に「傷の残りにくい方法で」というと
あっさり「どっちも残るよ」
(私:ムカッ。冷たいな)
たまたま、ご近所の娘の友達が顔面の怪我をテープだけで治療していたし、針の跡だけは…。と苦渋の選択。
「テープでお願いします」
帰宅後、ネットで調べまくる。
幼児の顔面の怪我は、テープで治すべし、というあるドクターのブログを読み、ちょいと一安心。
でも、翌日、元看護師のお姑さんと電話で
「腕のよいお医者は、ピチー!っと、わからんよーに、縫ってくれるよ」
「じゃあどこかご存知ですか?」
「さあ」
うーーーん。テープでは頼りないのかなぁ。
怪我の二日後、別の整形外科へ。
「これはテープで大丈夫。毎日消毒に来なさい」と。
セカンドオピニオンでも、私の選択は間違いなかったのだ、ホッ。
そういえば!友人の友人に、開業外科の奥様がいた!と思い出し、ちょっと聞いてみることに。すぐに院に電話して、院長先生に繋いでくださった。
その夕方、診ていただくことに。
病院には縁のなかった娘は、あっちこっち病院に連れて行かれ、「痛くない?なにするの?」を繰り返す。
その開業外科は、ハイソな街の、最新設備の整った、おしゃれな外科だった。(夙川のSクリニック)
ドクター「あ〜。こんなの、絶対、縫っちゃだめ
綺麗にテープで止まってるけど、ここからの治し方が問題だよ。
毎日消毒、ガーゼ、包帯なんて、しないよ。今は、乾燥させない、かさぶた作らないで治すと、傷が残りにくいから」
ほーーーーーーーーーーーーーーーーっ
私の心臓の安心音は、きっと地球の裏側のブラジルの方々にも聞こえたはずだ。
セカンド、サードオピニオンでも正解の太鼓判!よかった!しかも治療法が間違っていたなんて!
最初の整形外科 ↓
次の整形外科 ↓
3つ目の外科では、フィルムのようなものを傷口テープの上に貼られ、あまりに傷が丸見えだったので手持ちの絆創膏を上から貼った。
毎日消毒なんて、時代遅れな話で、次の診察は1週間後に
その間、なんと、今度は水疱瘡にかかる
傷は、順調に回復し、今度は特殊な肌色のテープで止めて、かさぶたを作らない。
2週間後 ↓
角度によっては ↓
あとは、傷を治しやすい乳液のようなものを縫って、1年間日焼けをしないように注意したら、だいぶ目立たなくなるとのこと。
よかった、よかった
てな、一年でした。
良いお年を〜